治療方針

高い専門性を生かした、精神科医療を行います。

統合失調症や気分障害等の精神疾患、アルコール依存症、認知症等について専門の病棟を有しており、一人ひとりの患者様に対する高い専門治療と治療プログラムを実施しています。また、大阪医科大学付属病院精神神経科との密な連携によって、治療抵抗性統合失調症や気分障害の治療にも対応しています。

薬物療法の最適化により、回復を目指します。

治療のゴールはリカバリー(回復)です。その実現のためには、症状によく効き、副作用が少なく、服用しやすい有用な薬剤の使用が重要です。当院では2002年より向精神薬の適性使用プロジェクトを開始し、抗精神病薬では高い単剤化率を継続しています。薬物療法の最適化により、患者様の生活の質の向上を図ります。

心理教育、精神療法、当事者活動に取り組みます。

患者様が自分の病気を知り自己管理ができるように、疾病に対する心理的アプローチを行う心理教育をはじめ、精神療法や認知行動療法に力を入れています。また、地域において、精神障がい者のフットサル、バレーボールといったスポーツ活動等の社会参加をすることで、当事者活動にも取り組んでいます。

精神科医療の標準化について、情報発信を行います。

大学病院と共同で臨床研究を行い、患者様の治療成功率の向上に努めています。臨床と研究の成果を臨床場面に活用するだけではなく、地域の中核となる病院として、常に新しい薬物療法、集団精神療法、作業療法、レクレーション療法等を導入し、精神科医療に関する最新の情報発信を行っています。